たいてい自分のため@諸々20260317

この人がソーリ就任してから、なんだか国益という言葉を聞く機会が増えた気がする。
どうもいわゆるリフレ派の考え方に近いような感じである。
少し前から「消費税」こそ諸悪の根源だとか、「ザイム真理教」とか、財政収支の均衡を図る財務省の基本方針が批判というか非難の対象になっていて、一方では財政出動(つまり国が借金して金を流す)して活性化すれば、おのずから税収も増えるし、消費税をなくせば消費も拡大して経済成長するのだという考えが巷間はびこっていて、不勉強な僕としてはそれもそうかななどとももうってしまうのであるが。

アベノミクス含めて緊縮財政だったことなどバブル崩壊以降一度もないと思うのだが、われら民草の景況感はよくなった気はしない。ジャブジャブになっているはずのマネーはどこに行ったのか?と言えば株と不動産だろう。一部はNISAなど通じて外国に流出もしているらしい。若い人ではNISA貧乏という現象まであるとのこと。
自国通貨で持っていることが不安で外貨に換えているということなのだろうか。

鎖国しているわけでもないので、赤字国債に頼り続け国の財政が悪化すれば、為替で自国通貨が安くなるのはなんとなくわかる。信用の低くなる国債は安くなるよ。
そこにさらに赤字国債で財政出動すれば、何でも輸入する日本ではますます円安になるのは当たり前。通貨が安くなって、インバウンド消費が盛んになるとか外国から株や不動断を買いに来るのも当たり前。円ベースで株や不動断が値上がりしても外貨ベースでは何も変わっていない。
結果庶民の暮らしが楽になるわけでもない。株高不動産高に乗っかった一部の人は儲かったかもしれん。しかもその間不自然な形で金利抑え込んだから不動産投資もおかしくなった。

金融収入に対しては分離課税で高所得者にとっては有利な制度、住宅用であれば軽減される固定資産税、何も手を付けていない。庶民がさほど大きくもない住宅に住んでいても東京では相続税がかかるが、富裕層は高額の賃貸に住み経費で落とす。バランス悪い気がする。
富裕層はたくさん稼いで経済を回すエンジンのはずなんだが沼になって吸い込むだけになってはいないか、みたいなハナシは政治家からあまり聞かない。まあ資金源だものね。

国益とは何を指しているのだろう。支持者の利益であって、ひいてはそのことで政治「屋」稼業続けられる自分のためではないか。そんな気がする。今の世の中政治の役割は究極税金を集めてその使い道を決める作業だと単純化すれば、そりゃそうなるのも必然。
権威主義的な国家がよさげに見えるのは、そのことで大きな利益を受ける層が極めて少数に限定されていることである意味国内は平等のように見えるからかもしれない。
優勝劣敗があるからこそヒトは進歩してきたのかもしれないが、自由と平等は並立しないし難しいね。

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