PR

「1ドル200円で日本経済の夜は明ける」 藤巻健史

アイキャッチはは著者ホームページのものです。

例によって古い本であります。2002年・平成14年の出版で著者はご兄弟で有名な方であります。
このころ僕は何やってたかなと思うと、いろいろあってカラダ壊して入院したりしてた頃であります。
70年安保のころ大学に無事大学に入学されて、卒業後の金融機関で社費留学しMBA、その後外資に転じて活躍と華々しい人だったんだ。ツイッターで円が紙くずになると呪文を唱えておられるので、気になって読んでみた。

以前一度だけと思うけど本は読んだ。「迫りくる日本経済の崩壊」 で2014年の出版だった。

最初にこの本読んどくんだったなと感じる。
本の中身は、当時の状況は円安に持っていければ国内の経済はよくなる!日銀は日本国債ではなく米国債を買った方がいい。(省略しすぎかな)、米国債をドル建てで購入すれば円売りで安くなるし、輸出も増えるし物価も上がる、しかも日銀はリスクがないっておっしゃってたってのが僕の理解。
為替が絡むとがぜんわからなくなるが、答え合わせとしてはその後円高にぐっと振れて、アベノミクス突入、米国債も買ってたのか知らんが事実上の財政ファイナンスに入って、今ほぼ手の打ちようがなくなってる(ように見せてると僕は思ってる)ので、著者は本の出版から10年くらいは負け続けていたのかもしれない。知らんけど。

文章は面白だろ俺!って感じで悪くはないが別に面白くはない。
業界裏話みたいなのが半分ほどの量を占めているので読むのに時間がかからないとうのはいいかも。
著者が書いているようにプロパガンダであり、著者も戦場にいるのだから金とって出版するなよ。
(今回は借りてるが、前回は100円で買ったもうた)
「迫りくる日本経済の崩壊」出したときは国会議員なんで、負け続けて議員でもやろうと持ったのかもろか想像してしまった。

文才のある現場の人なのでそういうことで著者の発言は見るべきなんだと気づかせてくれた。
そういう意味では今ドル買え!って言ってるのは何だろうねとか。

☆2

PAGE TOP
タイトルとURLをコピーしました