景丘ってよめないよね。元は佳景丘とか、古くは欠塚という小字だったそうである。
目黒川を望む丘だから佳景丘で佳が取れたってネットにあったけど。欠塚ってのは田園調布みたいに塚＝古墳があったんじゃなかろうかガーデンプレイスのところ尾根で目黒側にも恵比寿駅方向にもぐっと下がるんで興奮が崩れて欠塚とかね。サッポロビールが工場作ったんだから郊外だったんだろう。明治22年だそうだから農村だね。
https://mapmap.tokyo/tokyohistorymap/
小島氏ら有志の作ってるサイト、絵小戸東京重ね図は有料だけれど意義あるお仕事だと思います。
花月園は割と単純で花月園があっただけ。もともとは作った人が新橋の料亭花月楼の主人だったので花月園。その後鶴見松雄組の花月園観光が競輪場やってのだな。箱根のホテル花月園も元々はここがやってたらしい。
地名が一番だけれど施設の名前や屋号の沿革なども興味深いものがあります。
都心近くに行くと江戸開府以来、営々と積み上げられてきた都市のすごみ感じる。人間は何で集積してごみごみした環境で生きていくのだろうか。のんびりムラサキシキブ愛でて暮らすほうがきもちはいいと思うのだ。
それでも作りこまれてきた都市の風景も嫌いではない。1000年たったら何も残ってないのにと思いつつも。
世界の成り立ちの時間に比べれば人の持ち時間はあまりに少ない。
何かができると思うのは不遜でもあるが、何もできないと思うのも悲しい。
どちらがいいではなくてどちらもいいのだろうけど。
