あまり予想していなかった方向からご相談のお電話をいただきました。
といっても八王子に出かけたわけではなく、八王子の物件についてのご相談であります。
売買でもなくてリフォームというか原状回復なので、リフォーム担当者に引き継いで終わり、なのだが都心での売買も検討されているのでお話があっちに飛びこちらに転がりして、久々に長電話になりました。予定していた午前中のお仕事は全部午後になり、電話中の着信も何件か入っていて全部折り返し電話しなくてならず先方に少し迷惑かけた。
内容によらず相談してもらえるのは、一応コンサルタント自称してるのでありがたい。
相談は無料だけれど、売買仲介でやるだけやって音信不通の顧客も少なくないので、持ってる知見で顧客のニーズが満たせるならいいかなと思っている。

無論、コンサルティング本番となれば下調べの時間や、実地調査に費用など持ち出しあるので、取引を前提としない相談は内容により費用を頂戴してる。
工事を依頼するときに見積もりくださいって気軽に頼む方いるけど見積もりするのも費用かかるって認識もっていないと業者もあまり愉快ではない。
不動産コンサルティングも同じで、ただ聞かれるだけでも、その知識と経験で飯食ってきているので、無料のおすそ分けできる範囲はおのずから限定される。そう思ってない顧客も同業者もたくさんいるので大変な面もある。

数千件の住宅の建築売買にかかわって、失敗・成功の経験積んだきた職人芸を無料で全部見せるわけにはいかないのであります。原価かかってるし。
弁護士や税理士への相談は「無料」ってなってるのはほんのさわりだけで基本は１時間なんぼで相談料必要。そのことに異論ある人はあまりいないと思うけれど、不動産に関しては取引の手数料さえおかしいとかいう人がいるくらいで、相談で費用とか全然市民権ないのね。

取引前提での相談がほとんどだから仕方ない面があるけれど、取引前提という時点で相談への対応にバイアスはかかる。これは仕方がないでしょう。
そうしたバイアスが嫌なら相談自体が有料って方が公正な気がしてるのだな。

商談にしろ日常の何気ないことにしろ、人が自分のために動いていれば、そこにコストはかかっていて、その相手方の対応にリスペクト持っていなければ自分のやってることも同じ目線でしか見てもらえない。それでいいと思ってるキン肉マンもいるようではあるけれど。
まあ何言ってるかわからないでしょうがそんな気分です。