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現調してきた@杉並上荻20231011

杉並上荻に現調行ってきましたよ。
通常区分建物の場合はある程度、間取り図とか管理会社の資料とかがあるのですが、今回は資料がかなり少ない区分なのです。間取り図もないし構造もよくわからない。仲介するのが割と大変な案件です。
いえね、「ざっくりそういうもんですからこの値段なんですよ、ええ。あとはよろしく」みたいにできればいいんですけど、そうもいかない相方の性格と取引予定の性質上割ときっちりやらないといけない。

そんなことで、ユニットバスの天井裏をのぞき込んだり、狭いメーターボックスにカラダねじ入れて床と躯体を確認したり、畳あげて下地確認したり、間取り図作るために採寸したりで、足も腰もまだ万全ではない老体を酷使してきました。
これから間取り図作って、販売図面用に清書をお願いして、マイソク作って重説完成させておくという作業が待ってて、売主ならともかく仲介としては重ための内容です。三為だったらいいのに。

案件としては数か月前からの話ではあるのですが、内部が片付いていなかったので何もできずにいたのですが、清掃が入って荷物が無くなったので調査出来た次第。
採寸する前に内部の消毒ということで少し待機時間できてしまい、清掃の業者さんと立ち話、今回は所有者さん手配で初対面でしたが、聞けば今年はこの時期になっても特殊清掃の依頼が多いとのことな。
暑かったので熱中症で倒れた方の発見がまだ続いているみたいと言うことでありました。
今回は特殊清掃ではなく単純な片づけなので気が楽とも。なかなか大変なお仕事ですが大切なお仕事で誰かがやらねばならない仕事をされていてリスペクト出来ますな。片付けと消毒終わったお部屋は古くて汚れてはいるけれど普通のお部屋になってました。

今後ますますこうした住居系の不動産は出てくるだろし、区分所有権の悪い部分が問題になってくるだろうとは思う。土地と建物共用部の共有と専用部分の所有権という組み合わせはどうにも具合がよろしくない気がしてる。専有部分の認識が緩い人もいてサッシやベランダは自分のものだみたいに使ってる事例もよく見る。専有部分は床の専用使用権みたいにして、建物の維持管理について現在の専有部分も含めて全体で関与することと、建物の解体まで見据えて費用を手当てしていくような制度設計が必要だとは思う。
定期借家はその点はいいと思うが、最近ちっとも安くないので土地の所有権はあったほうがいいとは思うのだよな。永住派にとってはいつまで生きるかわからないのに借地権は期限が決まっているということと、市場での流動性考えると借地期限が迫るとどう考えても幾何級数的に価格の低下が起こるという意味で資産形成にもならないのが難点だし。

拙宅もすでに築50年近いマンションで理事長さんは築80年までもたせてその間に考えましょう!みたいなポジティブな方なので何とかなるかも知らんが、僕はあと30年なんて持たないし、眺めと陽当たりのいいとこでのんびり過ごせて子供に迷惑かからないのならそのほかどうでもいいというのもある。
もう20年空き家にしてる亡父から引き継いだ狭小戸建てもなんとかしなくてはとは思うものの思うだけ。住まいというのは取得も維持もエネルギー使うもので難しい。

え、売り主の意思確認どうする?って電話。それもあるなぁ。

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