若い時から資産形成力が全くない人生である。
必要なだけ仕事して余すところなく（そんな余裕はなかっただけだが）使い切っての繰り返しであります。新社会人のときにみな始める持ち株会とか財形貯蓄はバブル期のマンションになって消滅したし、歳食ってそろそろ何とかしようと投信買ったら直後に後輩に金貸さなきゃいけなくなって引き出していつの間にかなくなったし、教育費もそれなりにかかったし、金利がかつてあったときにローン組んで給与上がらなくなっても返済してたし、よく今まで生きてきたよと思う。

経験に裏打ちされてるから、顧客への提案は真剣そのものなんだ。
起きないと思うことはたいてい起きるし、変わらないと思うものはほぼ変わるのであります。
変数だらけの方程式なので解けるわけないと思ってプラン作るべきなんだと思ってる。自分は手遅れだけど、顧客にはそう思って対応してるので、状況によっては販売進まない時もあるが仕方がない。

日経先物でデッドクロスになりそうで、しばらく下げる感じなのだろうってのは僕でもわかる。
半年近くの株価上昇も踊り場のようである。
購買力平価でみると円安は行き過ぎという記事を見た。
https://news.yahoo.co.jp/profile/commentator/kadokuratakashi/comments/c9c07bd9-2232-480b-b4d6-27b1feb3298b
出口は米国債の売却と利上げを様子見ながらやっていくしかないだろうが、フローで生きている多くの人にとってはつらい状況は変わらない。
所得増加すると累進課税で負担率上がるし、物価上昇はしばらく見なかったペースになるだろう。
資産課税の軽減をいつまでたってもやめないどころか資産所得倍増とか馬鹿なこと言ってるから、インボイス導入で消費税もれなくくらいじゃ到底足りない。だから少子化対策は「支援金」と名札変えるしかないくらい官僚追い詰められている感じだ。

取りやすいところから取るのに一番いいのは消費税だろう。インフレで所得増えれば所得税や法人税も増加するだろうが、インフレ下で諸控除引き上げしなければ、消費税増税とステルス増税みたいになるから内需は減退するの目に見えてる。
それより選挙に負けるので政治屋さんたちはそんなことできないのである。ましてや現与党の支持層はフローで生きている世代ではないので、インフレで勝手に増税されることに加えて資産課税なんぞできるわけない。

もう詰んでるのはわかってるので、次どうするかなんだろう。
それ以前に資本主義の宿痾である独占というか格差を広げるような政策を自由とよんでいる世界にアンチテーゼとして中世の絶対君主の再来や宗教国家の世界が、ヘゲモニー争っているカオス状態の中で、我々は生き残っていけるのだろうか。
パーティー券売ることばかり考えてたバカたちにわかるはずもないだろうけど。