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また余計な事考える・マンション編@鶴見20231121

自宅は1977年築の共同住宅なので、玄関ドアは鉄製のペンキ塗りでカギはMIWAの公団型というタイプである。断熱性ゼロなのでプチプチ全面に貼ってしのいでる。共用部なので勝手に変えるわけにもいかんし。
管理体制は理事を辞めさせてもらったのでおこがましいが、理事会がとても一生懸命やっていて正直築年数の割にはいい方だと思う。駐車場が多いのもかなり効いてるが管理費修繕費が安いのは全部委託していないからってのが一番大きい。今時合計1万円代は珍しい。

とはいえ寒くなってくると(暑くなる時もだが)断熱性の低さや設備面でのアップデートがされていないことが気になってくる。
電気関係だとチャイム→モニター付きインターホン、玄関洗面の照明三路スイッチ→センサー付きにしてスイッチ使わず、、全照明器具LED化など高齢者が手をかけないで生活できるように変更するのはさほど大変ではないが、開口部の変更は共用部である以上勝手にできない。
サッシ類はインナーサッシという手もあるけれど開閉が面倒である。

共用部分の維持管理や設備更新をどう考えるか、理事会で提言したこともあるけれど、住民がそろって高齢化していると「変化」させることに多少なりとも抵抗があるようで「維持」にシフトしがちだなと思っていた。

築年数の経過した、特に旧耐震のマンションで考えないといけないのは
① 耐用年数、いつまで使うか所有者間での認識の共有。
② 上記の前提として、耐震診断と再建築のボリュームチェック・予算検討
③ 使用年限から逆算した維持管理計画
④ 同様にその使用する年限における必要な設備のアップデート
だと思うのだが、区文所有者第一世代が高齢化してくると先述の変化を好まない傾向が強くなり、かつ費用対効果が自分にとっては高くないことと、正直自分より長持ちする楯もののこと考えても面白くない(僕もそうだ)ので先送りしがちである。その間に実際には所有者の世代交代が進んで、相続ではなく新しく購入した世代も入ってくることにより、資金状態に凸凹が生じてにっちもさっちもいかなくなるように思っている。
先日建て替えの決議に関して法改正試案が出てきたが、実務的にはあんまり意味がないと思ってる。
お隣さんが反対してるお年寄りで経済合理性で納得しない場合手の打ちようがあると思うのが頭おかしい。

抜本的には新築時に建替え迄のロードマップ義務付けるしかないと思う。
もちろん状況により耐用年数は変わるし費用の問題も変化するだろうが、少なくとも70年後とか100年後とか時間軸を設定し、そこで必要な費用・工事を予定してあらかじめ周知していなければ販売してはいけない、もちろん非区分の建築物を区分変更するにも義務付け、くらいしておかないとだめだと思う。

コンパクトシティとかワイワイやってるけど集約するにはある程度高層化しなくてはいけないと思うし、今後ますます共同住宅の在り方が問われていくと思う。敷地の利用権というか地上権価格と建物価格分けて新築分譲しているのだから、例えば11階東南角部屋の地上権価格と建物再調達価格から現在価値を算出して建替え組合に買い取り請求権設定するとか(自分で何言ってるかわからん)ロードマップのサブメニューとして整備するとかできないものだろうか。

極端な話団塊の世代の残したツケを若い人たちが追うってのはどうかってことなんだけど。
団塊の世代が登場した理由は先の戦争と思うとまた別な話も考えなきゃいけないし。難しいな。
いやもうとりあえず寒くなければいいか…

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