僕は、三人兄弟の長男なのであります。
普通長男というのはしっかりしてるものなんでしょうが、どうもわが兄弟の間ではそうではないようで、2番目が一番しっかりしています。
その弟君から名古屋の旅行土産がポテトチップでありました。
今度末の弟が名古屋に転勤になるのですが、4月からのはずなのでどうやら目的は別だったようです。
2番目は高校までは僕と同じコースで大学だけ違い、末の弟は転居したので小中高大学とも上の二人とは別コース、彼だけ理系であります。

今は岡山にいますが、仙台工場のころからサラメシに出演したり、あの嵐と一緒にCMでたり（後ろ向きで顔写らず）してる醸造マンにいつの間にかなっております。2番目は財閥系に入社したはずがいつの間にかインドの会社になってたという数奇な運命の会社にまだおります。長兄は本来伝承者なのですがどうも亡父のあまりよくないところばかり伝承しているようで、アタマが固くて気が弱く、お金にあまり縁のない人生を歩んでおります。

不思議なもので兄弟は歳食ってくると特徴が似てくるというか同じような顔になってきますな。
性格はかなり異なっているように思いますが。

不動産の販売をしていると先代やその前のご先祖様の残してくれた資産によって、かなり人生変わってくるのをひしひし感じます。亡父の残したのは僕の生まれた小さな不適合接道の一戸建て。兄弟誰もいらないというので僕の名義になっています。緊急時の待避場所ぐらいにはなりますが、地震が来たらテントよりもろそうな築62年になる古家。

あとはほぼ何もなし。

兄弟それぞれ自分で何とか生きる場所を見つけなきゃいかんかったというのは、3人いることもあり、もっと楽な人生の人多いよなと、思いつつ文句も言わずに働いてきたのであります。

最近結婚もしない子供も持たないという人も増えているけれど、この歳になってみるとやはり何とか子供をもうけるのは大事だよなってこと感じる。限られた人生で先に行った人に感謝して自分にできることを何か残せれば意味も感じられるし、それが自分の子孫であればなおうれしいだろうと思うのであります。

オープンルームで掃除しながら一人そんなことを思っていたお彼岸でありました。
できること探して頑張ろう。