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「DIE WITH ZERO」Bill Perkins 児島修(訳)

著者画像 By World Poker Tour, CC BY 3.0, https://commons.wikimedia.org/w/index.php?curid=75442083

このところ本を読んでも書いておかない日々だったので、何を読んだかすぐ忘れてしまう。
スマホのカメラというのものは便利でクラウド上で保存してくれているので、メモ代わりに撮影しておくと記憶力が鈍っている自分の助けにはなる。
過去の出来事なんぞも提示してくれるので「思い出」というか記憶がよみがえることでマイナスもあればプラスもあるが、生きてそれを見ているということでは悪くはない。
自分がこの世からいなくなった後はどうなるのかなどとも思うが、常にそれは明日ではないと根拠なく信じているだけだ。

少し前から話題になっていた本ではあるが、今更のように図書館の順番が回ってきて読んだ。
主題は多分何度も繰り返されていることで、それは多分中村天風であり、養老孟司でもあるというのが個人的インプレッション。
内容のサマリーはあちこち出ているが、本書はそれを「ルール」して10にまとめたことだろう。
何とかの7つの習慣ではないが、散文でつらつら書かれているよりもいくつかのセクションでまとめていた方が読む方は楽だ。本書ではルールごとに文末に極めて短いサマリまでつけているからなおさらだ。

あとがきには沢山の謝辞が書き連ねてある。
なるほどベストセラーにするための最善の手法を取りうるポジションを築き実践したという点で、著者はすぐれて実践者なのだと感じさせられた。

やるべきことを先送りしないということではなくて、残り時間と可能性のトレードオフをよく考えろよというありきたりの話でベストセラーを作る。
そういう点を参考にすべきなんだよねって本でした。

★1

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